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3つのひらめきで飲料工場のエネルギー改善に貢献

燃料転換プロジェクト

地球環境にやさしいものづくりを目指し、多くのメーカーが生産工場の省エネ化に取り組んでいる。 工場で使用するエネルギーを石油からCO2排出量の少ない天然ガスへ切り替える燃料転換プロジェクトに、 テス・エンジニアリングの若き精鋭たちが挑んだ。

PROJECT STORY

  • テス・エンジニアリングプロジェクト

    堀田 岳HOTTA GAKU

    営業本部 西日本営業グループ
    西日本営業チーム チームリーダー

    2004年入社/工学部 数理学科卒

    ※所属は取材当時のものです。

  • テス・エンジニアリングプロジェクト

    金山 光佑KANEYAMA KOSUKE

    営業本部 西日本営業グループ
    西日本営業チーム 主任

    2013年入社/経営学部 経営学科卒

    ※所属は取材当時のものです。

  • テス・エンジニアリングプロジェクト

    伊藤 知之ITO TOMOYUKI

    西日本エンジニアリングセンター
    大阪エンジニアリングチーム 工事責任者

    2004年入社/工学部 応用化学科卒

    ※所属は取材当時のものです。

  • テス・エンジニアリングプロジェクト

    寺田 和貴TERADA KAZUKI

    西日本エンジニアリングセンター
    大阪エンジニアリングチーム 工事担当

    2018年入社/工学部 電子物質科学科卒

    ※所属は取材当時のものです。

Episode. 1 テス・エンジニアリングプロジェクト

広い視野でお客様の真のニーズに応える

2015年春、飲料の開発・製造・販売を全国展開するハルナプロデュースからテス・エンジニアリングに一本の電話が入った。内容は、和歌山県の工場でのエネルギーシステムのリニューアルについての相談。環境貢献を目指すお客様の企業理念に沿って、工場で使用するエネルギーを灯油から天然ガスに切り替える燃料転換を実施したい意向であった。堀田と金山は営業担当者として、すぐさまお客様の工場へ出向き、現地調査と具体的な要望のヒアリングを開始。テス・エンジニアリングでは、これまで先方の別拠点の地域の工場での燃料転換プロジェクトを手掛けていた実績をもとに、提案書の作成に走り出した。だが、ビジネスの世界では情報を聞きつけた競合他社の攻勢がつきもの。二人はこのビッグビジネスの確実な受注に向けて、テス・エンジニアリングならではの提案を行うべく知恵を絞った。

「お客様の当初のご要望は、工場内でLNG(液化天然ガス)を貯蔵するLNGサテライト設備※とガス燃焼型のボイラで構成されるエネルギーシステムを設置することで解決できそうでした。当社では、これらのシステムに対して、豊富な導入ノウハウを持っており、他社の提案に負けない自信もありました。しかしながら、提案内容をより強固なものにするため、当社の独自色を出し、競合他社とのさらなる差別化を図るべきだ、と考えました。そこで、視点を変えて改善提案の範囲を、製造に関わる周辺設備全体に広げてみることに着眼しました。イニシャルコストは多少膨らんでも、総合的な省エネとコスト削減のメリットをお客様に提示するほうがよいと考えたのです」と堀田が振り返る。

※ガス導管が敷設されていない工場などでLNG(液化天然ガス)を使用する場合に用いるLNGタンク及び気化設備のこと。

Episode. 2 テス・エンジニアリングプロジェクト

3つのひらめきから最適な設備を考案し受注を獲得

堀田と金山は、お客様への総合的な設備改善提案にあたり3つのアイデアを出した。1つめは広範囲におよぶエネルギーの有効活用。これまで、この工場で使われていた蒸気は、生産に使用した後に捨てられていたが、まだエネルギーとしての利用価値が残っていた。従来捨てられていた蒸気を回収し、ボイラそのものや飲料製品の製造工程で使う冷凍機、生産設備などに再活用するシステムを計画した。2つめが、エネルギーマネジメントシステム(以下エネマネ)の導入。ICTを使った新たなシステムを追加し、使用エネルギーの“見える化”と”最適制御”を実現して省エネ効果を高めた。3つめが、国から省エネを推進する工場等に支給される補助金の活用。なかでも、省エネ事業にエネマネを組み込むと補助率が高くなるため、プロジェクト成功のためにこの制度の活用が不可欠であった。これら3つを総合的に組み合わすことで、大きな省エネ効果を得られながら、設置コストでもお客様の負担を大きく減らせると考えた。

「設備全体の構造や品質はもちろんのこと、補助金を確実に得ることが受注の大きなポイントになると思いました。当社は補助金の代行申請の資格を持っており、堀田さんとともに営業チーム内で密に相談を重ねながら、申請書や提出資料の作成に並々ならぬ力を注ぎました。申請が認可されるまで書類の内容に細かな修正を施しては再提出するなど、補助金管理団体とのやり取りも何度も繰り返しましたね。最終的に補助金が採択されたとき、お客様と一緒に喜び合ったことが特に印象に残っています。」と金山が笑顔で話す。

お客様のもとへ通い始めてから足掛け3年の月日を経た2018年春。補助金事業では必須となる3社相見積でも競合他社を退け、見事に巨大プロジェクトの受注をものにした。

Episode. 3 テス・エンジニアリングプロジェクト

エンジニアリングチームの前に立ちふさがったさまざまな障壁

受注決定後、迅速にシステム設計に乗り出したのがエンジニアリングチームである。お客様の新しいエネルギーシステムの設計・施工管理に当たった伊藤と寺田は、営業担当者の堀田と金山が描いた付加価値の具現化に向かっていくつもの壁を越えなければならなかった。

「完成までに与えられた時間は約4か月という短期間で、しかも使用するアイテムが非常に多かったので特に工程管理に注力しました。さらに、やむを得ない場合を除いてお客様の工場の稼働を止めずに設備の更新作業を行わなければならなかったので、かなり苦労しましたね。お客様とは週1回のペースで定例会議を開いて工事の進捗や必要な決め事について綿密に打ち合わせをしながら、工事を進めていきました。」と、伊藤が同プロジェクトに難しさがあったことを語る。伊藤の的確な指示のもとで現場実務を進めたのが、入社1年目の寺田。設備メーカーや工事の協力会社との連携、作業スケジュール調整など、寺田は初めて経験する仕事の数々に戸惑いつつも果敢に立ち向かった。なかでも苦心したのが、諸官庁への工事届け出だったという。

「爆発の危険性を伴うボイラに手を加える場合、施工計画や作業内容などを記した書類を作成して地元の消防署に提出し、事前に許可を得る必要があるんです。また今回は扱うアイテムの範囲が広かったため、管掌する書類提出先が消防署だけでなく市役所や保健所にも広がって。どれも表記や申請の仕方が複雑で、慣れないうちは、事務作業や役所訪問には大変苦労しました」と寺田。伊藤はそんな寺田が日々成長していく様子を温かな目で見守ると同時に、自身は初の取り組みとなるエネマネ導入に重点を置いた施工マネジメントに注力。エネマネの開発チームであるICTソリューションセンターとともに社内一丸となって、一心不乱にプロジェクト完遂へ突き進んだ。

一大プロジェクトを乗り切ったメンバーたちの思い

伊藤と寺田の奮闘は着実にお客様のエネルギーシステムを新しい姿に変えていき、ついに2019年年明けに試運転の日を迎えた。無事、設計通りの稼働が確認された瞬間、その場に立ち会った営業の堀田と金山を加えた4名は、それぞれが感無量の思いに包まれた。

  • 金山

    長い時間をかけて、内容を練りに練った最終提案書をお客様に提出したときのことが頭に浮かびました。お客様の検討スケジュールに間に合わせるため、営業チーム総出で最後の仕上げに当たりましたから。そうした苦労の末に完成した設備は、これ以上なく立派に見えて最高の気分を味わいました

  • 堀田

    少数精鋭を武器に、経営陣や上司、施工現場との距離が近く自在に意思疎通を図りながら大きなプロジェクトを形にするのがテス・エンジニアリングの強み。今回のプロジェクトでもいかんなくそれを発揮でき、成果をお客様に大いに喜んでいただけました。この実績を今後水平展開してゆく醍醐味を想像すると、一層やる気がわきましたね

  • 寺田

    設備の特性や工事遂行のための知識、現場を差配するノウハウなど、たくさんのことを一気に学んだ仕事でした。入社して間もない自分がこんな大きなプロジェクトに関われたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。この経験をバネに、これからさらに大きな仕事にチャレンジできればと思っています

  • 伊藤

    今回、エネマネの導入にチャレンジし、当社が目指しているビジネスモデルが確立できたことを誇りに思います。それができたのは目標に向かって一致団結する当社社員の結束力の賜物。今後もそれを最大の武器に、お客様に満足していただけるシステムの設計と提案、構築に邁進しようと気持ちを新たにしました

省エネを通じた環境貢献とお客様企業のコストダウンに、 独自のひらめきを駆使した総合力で挑み続けるテス・エンジニアリング。

高度な専門性をもとに多方面へ広がる事業とビジネスは、 若いメンバーたちの熱意が最大の推進力になっていることは間違いない。

お客さまの声 「ハルナプロデュース株式会社」

テス・エンジニアリングプロジェクト

執行役員 社会環境本部長兼和歌山プラント製造部長 浅野間 博文 様

「財務経営の健全性」、「品質経営の透明性」、「環境経営の貢献性」の3つを事業活動の基本に掲げる当社では、全国の工場の省エネ化と生産コストダウン推進を大きな課題の一つに挙げています。テス・エンジニアリングさんにはこれまでに二度、別拠点の工場の燃料転換工事を手掛けてもらっていたので、この度も声をかけさせていただきました。担当してくれたメンバーの皆さんは、若いながら常にしっかりとした受け答えで仕事に臨んでくれたので頼もしかったですね。ときには議論でお互いが熱くなってしまうこともありましたが、それだけ真摯に当社に向き合ってくれたんだと思います。今回、エネマネで得られる効果を含めた大幅な省エネを実現できたので、これを他の工場に応用できれば当社もさらに飛躍できるはず。引き続きテス・エンジニアリングさんには大いに期待しています。